深圳に行ってきた⑤

スタートアップ施設 F518

政府系ベンチャーキャピタルが運営するスタートアップ施設、F518。
古い工場をリノベーションしただけあってとても趣のある施設でした。1本の道路を挟んで建物がズラッと学校のように並んでおり、その道路の全長が518mあるのでこの施設名称になったとのこと。

デザイン系のオフィスにてお話を聞くことができました。
この施設の周りには部品の工場がとても多く、商品開発のスピードがものすごく早いとのこと。
いちいち部品を取り寄せたりしなくてもほぼ賄えるとのこと。試作品もすぐにできるので、ガジェットなど時間がかかりそうなものでも企画から販売まで1ヶ月でできることもあるそうです。

ものづくりをするにはとてもいい環境でした。

そしてそこにあった密かに1番私が興奮した施設、無人コンビニ!
wechat payを持っている人なら誰でも使えるコンビニです。

まず、QRコードを読み取ります。扉が光ったら扉が開くのでそのまま入店します。
お目当てのものを探し、購入するものが決まったら扉の付近にある足跡が書いてあるとことに立ちます。
内側の扉のところにあるQRコードを読み取ります。すると商品についてある電子タグを機械がスキャンし、そのまま決済完了。
決済が完了すると扉が光り鍵が開くのでそのまま出ます。

構造的にはとてもシンプルなのに、とても未来感が溢れており感動しました。
確か東京ではSuicaを利用した無人のキヨスクがオープンしたとの事なので、早いところ全国に普及し人材不足問題を解消できればと思いました。

 

華強北G90プログラムの見学
次の施設は華強北の電気街にある「華強北国際創客中心」という全世界の人々が集まるコワーキングスペースの見学に行きました。そこは今までのコワーキングスペースとは違い、多国籍で電気街の中にあるだけありTHE技術という雰囲気。3Dプリンターや基盤なんかがそこら中にありました。

 

そこに所属している鈴木さんに施設の紹介をしていただきました。その中でグサリとささった言葉がありました。
「近くになる大きいコワーキングオフィスは見学を断っている。昔はよかったのだが、見学にくるだけで何もしない。見世物じゃない。特に日本人はNo action,talk onlyだと言われていると。」

そもそも決定権がない人が視察に行っても、帰って報告するだけ。いいものに出会ったとしても、上に通そうと思ったら沢山の書類と様々な方の印鑑が必要だったりと、とにかく日本企業は物事の決定に慎重です。

日本だけで完結するようなプロジェクトだったらいいのかもしれませんが、世界でやっていきたいと思うなら、スピード感を合わせていかないといけないなと強く思いました。

そして・・・その話に感化され、その場でスペースの空きがあると聞いた我らは即決で借りる事を決めました。
コーホー部深センオフィスです。深センを拠点とし中国の最新技術などの情報収集と協業してくれる会社の開拓をしたいと思います。
個人的に、深センの技術者と組んで、化粧が崩れない、顔に型がつかない、髪型が崩れないという、女性向けのVRゴーグルの開発などもやっていきたいです。