<2日目①>
スカッと晴れた頭のように今日もすっかり良い天気。
香港のお隣、日本より南に位置する深センは11月でもまだまだ暖かく、
ポロシャツや薄手の長袖Tシャツで過ごせる快適な気候。
東南アジアに近い感じですかね。
と、すっかりリゾート気分でしたがお仕事お仕事。
本日は、このVR視察で1番のメインイベント
「ハイテク産業フェアin深セン」潜入です!!!
流石に今日だけは一人旅では厳しいので、
以前イベントで知り合った深セン在住通訳の劉さんに同行してもらいの見学です!!
東京ビッグサイトのような会議場は、深圳地下鉄1号線「会議中心駅」にて下車数分。
私が今回宿泊した最寄り駅は「科学館前」という、ここから3駅くらいの距離のようで、
劉さんより「せっかくなんで地下鉄で行きましょう!微信使えるよね?」と提案されまして
「当然!(ダンラン)」と自信たっぷり中国語の私に、
「じゃあ、微信の地下鉄アプリ開いて!」と劉さん、、、
「地下鉄アプリ??なにそれ??」
と劉さんのスマホと見比べてみて、、、
無い。。。
ってか中国本家版と仕様が違うのです!!??
日本版には、そういうサービスが付加されて無いようで、、、
諦めて今日もタクシー移動です(経費かさばるけどしょうがないね、、、)
便利か不便か、行きからすったもんだでやってきました「ハイテク産業フェア」。
チケット購入も入場手続きも全て微信対応!!
いやあやっぱり本当に便利。
マップは流石に紙でしたが、ペーパーレスって人間にも環境にも優しいレス。
そしてそして、日本との展示会ギャップは入り口の厳重なゲートチェック。。。
日本じゃなかなか見られないセキュリティに驚いてると
「日本は安全だからね」とこの春まで日本に住んでいた劉さん談。
本当日本にいるとわからないけど、テロ対策も含め、海外なんだなあって気づく。
2020年のオリンピックや2025年の万博の対応で考えると、日本のセキュリティももっと考えねばですね。
さてさて脱線、今回のハイテク産業フェアに参加した理由は、
深センで有名なドローンをはじめ我らの求めるVRコーナーもあると言う事でやってきた訳ですが、、、
どこ??だれ??と、とにかく広い!さすが中国。
ゆっくりじっくり巡っていたら夕方までに見尽くせ無い規模です、、、
が、せっかくなんでVR以外のモノも見たいじゃあ無いですか。と散策開始です。
所々にあるVR関連、360度カメラのポスターに期待!!
してますが、なんか日本でも見た事あるような機械が多いな、、、
見ても説明受けても、どこかのサイトなどで見たことあるような情報が多い。。。
それより1番の問題は
通訳の劉さんにVRを理解してもらわないと話がなかなか通じない。。。
失敗した。。。
やはりVRって体験したことある人と無い人でのリテラシーって天地の差なんです。
こういったことを解消するために弊社でも事務所での体験会ってものを積極的にやってる訳で。
とりあえず、私が持ってる360度カメラを取り出し、説明員に見せると、
「だいたい同じ機能だね!」と、、、
「ですよね。。。」
と、困ってたら隣のブースで面白そうなVRゴーグル発見!!
だいぶコンパクトになってるーー!!!
試して見ていいかい?と早速つけてみる。
うーん良いフィット感。まぶたに触る低反発の優しいクッション。
こめかみも刺激されて気持ちいい。暗闇の中、優しくもみほぐすこの感じは!!
これ、マッサージ機やないかい!!!!ってかこのサイバー感必要??
それもまた中国らしくもありますが。
さてさて目も癒されたので、隣の薄型グラスコーナーへ。
これは新型のMRグラスかな?しかもブルーライトが出てる!!!
「これ何の光が出てるの?」と私
「はい、癒し波長の光です」
いやー目に優しい。ってここいら全体ヘルスケアなのか!?
我らの目的はVRなのですが。。。
ロードスターの360度カメラカーに、ドローンに壁面プロジェクター、
歩行補足ロボットにLEDホログラムファンと、ハイテク機械がいっぱいですが、VRは!!
その隣がようやくお目当のVR、4Kゴーグルです!!
ゴーグルの画質が5K対応になると、人間の目は現実との区別がつかなくなるそうで、
これはもういよいよVRの臨場感がマックスになる日も近いですね。
すでにこの4Kでもかなり臨場感は増しましでした。
でも、まだまだちと重量重いすな。。。
こちらは日本の萌えコンテンツのよーな。
クリスタルの中にいる2次元美少女キャラとAIにより会話ができる3Dホログラム!!
一緒に暮らせる美少女ですね。飼ってるよーなイメージもありますが。
スターウォーズでみたような世界がもうすぐそばに来てますね。
そして面白かったのは液晶モニター?
こちらディスプレイが平面でなく自由な形になってます。
これまでの平面の概念を覆すものですな。使い方によっていろんな可能性は広がるよね。
そして、いよいよ本題のVRコーナー。まずは教育コンテンツ!!
こちらの飛び出すAR絵本♬
幼児向けではありますが、家の中でのルールなどをゲーム感覚で学べるようなしつけソフトと言ったところでしょうか。
こちらだとゴーグルなどつけなくてもタブレットなどでも視聴できますので、いろんな煩わしさは無くなりますね。
今回1番VRとして納得したのはこちら。小学生用のVR教材です!
太古の恐竜時代をVR体験!というやったら一目瞭然のコンテンツです。
現在では見ることのできない世界をコンピュータグラフィックスにより再現!
恐竜の大きさや形、そして動きなどを想像ではなく視覚的に理解することができます。
VRの1番の真髄は臨場感を体験できること。
こう言ったコンテンツ制作はもっとも特性を活かせていると感じました。
その他にも宇宙体験ということで、月面世界や宇宙ステーションを見て回ったりと、
こちらも簡単には行けない世界を再現しており、VRの強み全開でした!
しかし…意外とエンタープライズ向けのビジネスVRってこれくらいだったかもしれない。。。
逆に盛り上がってたのはコンシューマー向けのVRゲームコーナー。
バイクに、ガンシューティングに、ロケットにと、近未来ゲームセンターの様相。
ここで1番驚くのは子供がガンガン遊んでると言うこと。
え!?そうそう、実はですね、日本は14才以下の使用は保護者の許可が必要なんです。
と言うのもこう言った1眼タイプのものならVR酔いも少なく良いんですが、
この2眼タイプになると、左右それぞれの眼を稼働させないといけないので、
斜視になる恐れもあるし、脳の発達がまだ途中の子供にとっては悪影響の恐れ(あくまで恐れね)があると言うことで、、、
ちなみにアメリカは9才以下が親の許諾が必要。
中国は、、、聞いたけど関係ないようですね。
どちらにしても新規産業ですので、まだ実証も少なく、誰も何とも言えない状況での自主規制かもしれません。
ここも色々と見聞きした不安定な情報も多いので、どなたか専門家にアドバイザーになっていただく必要が今後ありそうです。
もちろん安全には十分気をつけないとですが、なかなか制限多いと普及も難しくなりますよね。。。
「科学技術部」ゾーンでもいろんな VR紹介が!VRの星空を体験?
コックピットでのシミュレーター、地震や災害時の避難訓練用VRというものもありまして、
やはり言えるのは、
普段体験できないことや実際の場面では実施しづらいものの教育など、トレーニングのコンテンツにVRは最適だなと感じました。
で、、、終了!!!!???
AIやIOTばかりで、、、ビジネス系VRは、、、ない!!
大丈夫なのか?もうブームは終わったのか?
もしかして、、、冬の時代、、、
と、目の前が真っ暗になり夜を迎えたのです。。。